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  • 期刊

藤村文学の金銭問題-岸本、三吉、半蔵の人物像からみる場合-

摘要


島崎藤村の五つの長編小説を取り上げて論ずるとき、「自然描写、告白、懺悔、青春、恋の世界、個の自覚、新生、愛、旧家、悲劇」といった主題があげられる。藤村は-生涯を通じて近代精神を追及してやまなかった。『破戒』、『春』、『家』、『新生』、『夜明け前』は近代を目覚めた人の悲しみを描いた-連の小説ともいえる。しかしながら、藤村文学を金銭という主題で取り上げて論ずるものはないといっていいほどである。本論では『春』の主人公岸本、『家』の主人公三吉及び『夜明け前』の主人公半蔵人物像を金銭の側面から分析し、自己の独立を求め、近代を乗り越えようとする人々にまつわる金銭によりもたらされ矛盾を解明する。

關鍵字

金銭 近代 矛盾 人物像 自己の独立

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