日本語は英語や中国語に比べて難しいところが多いです。殊に否定形の疑問文に対する日本語での応答の仕方がむずかしいです。英語の方は至極簡単です。今に日本中の人々が英語を話すようになりたいと思うようになるかもしれません。英語が出来れば就職活動も上手くいくかもしれません。そういう都合の良いところだけをめざしていますと、いわゆるhappy slaveになってしまいます。母国の言葉や文化を身につけた上で外国語の勉強をするのがいいです。言葉は生きています。生きた言葉から、話す人の生きた心が伝わってきます。生きた母国語で母国の人々の心を理解できなければ、外国語を勉強しても本当には上手に理解できません。どこの国の人も悲しいときには心が泣きます。嬉しいときには心が喜びます。人間は基本的には同じような心を持っているのです。だから母国の言葉を良く知ることで、外国の人達の心もよくわかるようになるのです。その上に母国の文化についても理解を深める事によって外国の人達の文化背景も母国の文化と比較しながらより深く理解出来るようになります。