日本有名的左翼作家小林多喜二乃出生於秋田的貧農家庭。舉家遷往小樽,靠伯父援助畢業於小樽高商,而任職於拓殖銀行。1928年2月日本舉行首次普通選舉,多喜二暗中參加輔選活動。此時的經歷被寫進了《東俱知安行》。有生以來首次參加選舉活動的體驗,對多喜二的生涯具決定性的意義。《東俱知安行》於1928年9月寫完,投稿《創作月刊》,卻未被刊登,最終發表於1930年《改造》雜誌12月號。當時多喜二被關獄中,外面的同志擔心多喜二家人生活,乃將其舊作予以發表。多喜二對此作被發表於雜誌之事表示反對。然而,那是多喜二明確地作為革命作家,首次參加實際運動時的經驗,以全新感動描寫出的作品。是標示無產階級現實主義邁入新階段的作品。拙稿擬將《東俱知安行》進行解讀,對小林多喜二文學的特徵及意義加以明確化。
日本の有名なプロレタリア作家小林多喜二は秋田の貧農の子として生まれ、一家とともに小樽に移住して、伯父の援助で小樽高商を卒業し、拓殖銀行に就職したのである。一九二八年二月日本最初の普通選挙では、多喜二は人目につかぬ形で応援活動をした。この時のことは「東俱知安行」に描かれている。生まれてはじめて参加した選挙闘争の体験が多喜二の生涯に決定的な意味をもつものであった。「東俱知安行」は一九二八年九月に書きあげられ、「創作月刊」に投稿されたが、掲載されず、一九三○年になって「改造」一二月号に発表された。当時多喜二は獄中にあり、獄外の同志が残された家族の生活を心配して、この旧作を発表するように事をはこんだのである。多喜二はこの作品が雑誌に発表されることに反対した。しかし、それは多喜二が明確に革命的作家として新しい一歩をふみ出そうとしてはじめて実際運動に参加したときの経験を新しい感動をもって描き出した作品であり、プロレタリア.リアリズムの新段階を準備した作品である。本稿では「東俱知安行」を解読して、小林多喜二の文学の特徴と意義を明らかにしたいと思う。