本稿以1997-2001年四級的文法考題為資料作分析。首先,將這五年內的考題針對其每題的出題主旨進行考察分析。其次再將其考察結果與本校所使用之教材『日本語1』『日本語2』作對照,了解這兩本教材所不足之文法項目,進行檢討,希望對本校之日文教育有所助益。 從出題重點來看的話,四級的文法測驗主要考以下三大類:(1)由格助詞,副助詞所構成組合的基礎文架構,(2)用言包括動詞,形容詞,形容動詞,助動詞的未然形,連用,終止形,連體形的活用接續問題。(3)疑問詞,副詞,接尾語,指示詞等之語彙用法。其針對四級文法考題之對策,本稿的提案如下:以本稿所考察得到的考題重點之文法事項為主要的學習項目,建立學生整體的文法概念,學習及練習四級常考之文法項目。再將『日本語1』『日本語2』中遺漏的文法項目以補充講義方式納入相關課程的綱要計畫,並將『日本語2』的L6變到L4,L5之前進行。如此一來將有助於四級考試的有效學習。
本稿は1997~2001年度の四級の文法問題をデータとして分析したものである。まず、この五年間に出た四級の文法問題の出題のねらいについて、考察を行う。次には、その考察した結果を本校で使われている『日本語1』『日本語2』と対照し、教材に扱われなかった文法項目を明らかにしながら、本校の日本語教育に役立つように、より効率的なシラバスの構成を検討したい。 出題のねらいからみると、四級の文法試験は、次の三種類に大別されている。(1)格助詞、副助詞により構成された文型を問うもの、(2)用言の未然形、終止形、連体形の活用の用法を問うもの、(3)疑問詞、副詞、指示詞、接尾語などの語彙的な用法を問うものである。効率的な学習のために、対応策として次のように提案してみる。つまり、本稿で考察した四級の文法問題の出題のねらいを主な文法の学習項目とし、学習者に、全体的な文法的概念を持たせ、四級に頻出する文法項目を学習させて、練習させる。また、『日本語1』『日本語2』に扱われないものを補充教材として、相関的なシラバスに取り入れ、『日本語2』のL6をL4、L5の前に変更すべきだというものである。