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日本/国民国家論/台湾―国民国家論の日本語教育への導入に関する一考察―

摘要


「国民国家」の構造や機能、歴史的形成のありよう等を明らかにしつつ、その「解体」「乗り越え」をも模索する実践としての「国民国家論」が、一九九○年代以降の日本の知識人界において一定の位置づけを得ていることは、日本に関わる研究を行なっているものにとって、周知の事実だろう。本論が行なうのは、この「国民国家論」を台湾の日本文学教育に導入することをめぐっての考察である。その導入が、台湾という空間内において、どのような意味をもつのか、どのように機能するのか。そして、そのことが台湾において持つ意味や機能をふまえた時、「国民国家論」を台湾の日本文学教育に導入するという行為をどのようなものとして評価しうるのか。本論では、「台湾」ナショナリズムや「抵抗のナショナリズム」といった領域に焦点を当てる形で考察を行ないつつ、以上のような問いに答えを出していくことにしたい。

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