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古典語由来の日本語連体詞に関する一考察―「イハユル」からの試み

摘要


現代日本語の品詞について観察してみると、とりわけ連体詞がほかの品詞と比べて、古典語と最も関連深く極めて古典語的な特徴を保持しているように思われる。実はこの品詞が学校文法の十品詞の一つとして認められるようになったのは、明治以後のことである。品詞として認定されてからまだ日が浅い連体詞に古典語の痕跡が存在している以上、これを対象に考察すれば、現代日本語と古典語の関係のみならず、現代日本語が古典語から受けた変容の実態も幾分かは垣間見ることが期待できるはずである。例えば、連体詞を「文語的な形」に戻し、この品詞の形態、語構成、属性、修飾機能などについて考察を加えることにより、新たな発想に基づく研究が可能になるのではなかろうか。小論はこうした素朴な立場に基づくことにより、これまでとは異なる視点からの連体詞研究を試みようとするものである。そこで文語的な形に戻して解明する第一歩として、上代の奈良時代にまで遡ることのできる連体詞「いわゆる」を例として扱うことにする。その際、現代日本語で使われる「いわゆる」の実態と筆者の担当する「日本古典文学」の受講生へのアンケートを共に資料として用いることで、連体詞「いわゆる」についての意識、または「いわゆる」の生起、共起、コロケーション(語の連結、結合、連語)を考えてみたい。この成果に少しでも日本語教育に役立つものがあるとすれば、幸甚である

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參考文獻


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延伸閱讀