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  • 學位論文

現代台日通婚研究 -以與日本人結婚之台灣女性為對象

現代台日通婚研究 -日本人と結婚した台湾人女性を対象に

指導教授 : 黃士瑩

摘要


依據2015年內政部統計,2015年台灣的外籍新郎人數共計有4,521人,創下近10年的新高,顯示愈來愈多台灣女生選擇外籍男性做為終身伴侶。據內政部公布最新結婚登記概況統計,2014年國人結婚對數共計14萬9,287對,比2013年增加了1,651對,人數大約成長了1.1%,從數據來看跨國結婚人數有明顯的成長趨勢。 在2015年的結婚登記對數中,新郎及新娘均為台灣國籍者占86.8%,異國婚姻則占13.2%,其中有過半是大陸、港澳配偶,其次為東南亞國籍者,第三名則是其他國籍者占16.5%。但值得注意的是異國婚姻中的男女性別差距縮小,2014年登記的外籍新郎人數為4,521人,是自2004年以來的新高,此外同年(2014年)外籍新娘人數為15,180人也創下新低。進一步分析台灣的非本國新郎國籍,最大族群是大陸及港澳地區共1,178人、其次是美國籍610人、第三是日本籍599人,此外,東南亞地區各國國籍合計也有706人。在大陸及港澳地區中,來自大陸地區新郎727人、港澳地區新郎則是451人。根據內政部統計,2014年外籍新娘比率占了77.05%,雖遠高於外籍新郎的22.95%,但雙方差距已逐年縮小。然而在2008年的內政部調查報告卻指出國人和外籍配偶離婚的比率不斷增加,至2007年底,每五對離婚者有一對是異國聯姻,其中女性嫁給外國男性的離婚率更高達本國人的四倍,尤以台女嫁日本男性的組合最多,比例超過千分之二八八,幾乎每三對就有一對選擇分道揚鑣。 台灣在1895年至1945年間被日本所統治,因為這樣的歷史淵源,台日之間比起其他國家有著更加親密的關係,也因為地理位置相近及經濟貿易往來等關係,使得兩國在文化上的交流比起其他國家來的頻繁,彼此之間影響關係甚深並且因為全球化潮流的關係,人們很容易就可以透過各種方式認識到遠在地球彼端的另一半,進而產生跨國結婚的情形,異文化的相互融合,彼此互相適應的異國婚姻生活等等相關狀況也隨著結婚的開始慢慢發生,在筆者開始找相關資料後發現,相關的台日跨國結婚領域卻少有資料可供參考、研究。因此,筆者認為台日通婚的研究對於台日跨國婚姻者的在婚姻生活的適應有一定的重要性,期盼透過多方探討及分析適時提供相關意見以改善婚姻適應不良的狀況,並且透過了解台灣女性對於台日跨國婚姻的期待,對比實際台日跨國婚姻者婚姻生活實際狀況,藉此減少台日跨國婚姻者離婚機率較高的可能性。 本研究論文共分為六章,第一章為序論主要為說明本論文動機與研究目的,第二章為文獻探討在往後的研究進行步驟中將以文獻分析法去探討過往針對台日跨國婚姻所進行的分析與研究,並且探討過去台日異國婚姻相關研究的不足,而第三章則為研究方法,主要訴說研究進行時所使用的研究方法及資料蒐集方式,接著在第四章將使用問卷調查法進行研究調查,藉由對一般未與日本人結婚之台灣女性進行問卷調查從統計資料中分析出可能造成台日跨國婚姻結果的影響因素,在第五章之中將進行深度訪談法對與日本男性結婚的台灣女性進行訪談調查,同時對於台日跨國婚姻的婚姻生活進行研究調查,以利釐清台日跨國婚姻形成因素,最後在第六章的部份將第四章的問卷調查研究結果與第五章訪談調查的研究結果進行結合,藉由兩方對照探討確切影響台日跨國婚姻的影響因素。 本研究在第二章的文獻探討中,將透過文獻分析法多方探討各類文獻,從早期的台日通婚與現代的台日通婚相關資料中找尋台日通婚的脈絡,藉由對照過往與現代台日跨國結婚的相關資料,盼能從中釐清台日通婚的經緯。在探討過去資料中筆者發現不論是早期還是現代,台日異國婚姻往往都是引人注目的。生活適應、文化衝擊、言語的溝通等問題可能會不斷重複出現,在本論文中筆者針對現實生活中跨國婚姻所發生的狀況,確實的進行了訪問、觀察及紀錄,希望藉由實際訪談台日跨國結婚的女性,去了解上述原因對於台日跨國結婚影響力,是否對於台日跨國婚姻造成有力的衝擊。 根據過往的研究調查,筆者也發現到少有關於台日結婚離婚者的相關研究,即使是以台日跨國婚姻為主題者,也大多是稍稍提起離婚相關話題,沒有更進一步的相關資料,筆者認為「離婚」也是婚姻關係中的一環,可以嘗試尋找台日結婚的離婚者接受訪談,以得到更為完整的台日結婚相關資料,也希望可以藉由台日跨國離婚者的切身經驗去探討出影響台日跨國婚姻的原因,更期待可以藉此填補過去台日跨國婚姻研究「離婚」資料不足的部分。 而在研究方法的設計的部份,本研究將使用「混和方法的研究設計」此研究設計去進行研究行動,「混和方法的研究設計」意指在研究方法中混合量化和質性兩種方法去進行研究行動,因為筆者認為只有單一面向的資料蒐集容易使得研究結果準確性略顯不足,本研究在量化研究上是使用問卷調查法,而在質化研究上則使用文獻分析法以及深度訪談法去進行資料蒐集,針對台日跨國結婚的台灣女性配偶的生活適應做深入研究探討,藉由實例考察分析、文獻分析了解台日異文化通婚經緯,探討台日結婚文化適應問題,盼對台日異文化結婚者能有所貢獻。 本研究將問卷調查的題目分為三個部分,第一大題的部分將透過年齡、職業、是否到訪過日本以及是否有接觸過日本相關文化,或是否接觸過日本人、是否曾學習過日文的經驗等基本變項來調查,對於日本的瞭解程度是否會影響選擇台日跨國婚姻的意願。在第二部分則是透過文化想像的層面來分析,對於飲食差異、家庭教育、居住環境等各個變項的認知,是否會影響台灣女性對與日本男性跨國結婚的意願。 第三部分則藉由開放式問答來了解,未與日本男性結婚的一般台灣女性對於日本男性的各種看法,統計出較多人選擇的項目,分析出可能影響台灣女性選擇台日跨國婚姻的因素。 然而在本研究的問卷調查結果中發現,對於未與日本男性結婚之台灣女性而言,實際接觸日本相關文化、接觸日本人會影響她們的意願,使其選擇台日跨國婚的意願增高,而在本問卷調查的統計之後,顯示出社會經驗的累積也對於一般未與日本男性結婚之台灣女性在選擇台日跨國婚這件事情上有一定的影響,例如:在職業族群的統計項目可以發現到相較於學生族群,已經就業的族群選擇台日跨國婚姻意願是較低的。在此次的問卷調查中顯示研究結果與一開始筆者所預測的結果不完全符合。在本研究的第五章中筆者實際訪談了與日本男性跨國結婚的台灣女性了解其選擇台日跨國婚姻的原因,藉此對照是否與統計結果中未與日本男性結婚之台灣女性選擇台日跨國婚姻的原因相符合,以及驗證未與日本男性結婚之台灣女性的文化想像是否與實際上的台日跨國婚姻情況相符合。 在訪談調查的部份筆者經由不斷重複的進行尋找研究主題、設計研究、訪談、謄寫、分析、驗證和撰寫報告七個步驟,去完成了對與日本男性結婚的台灣太太的訪談調查。訪談對象共有三位,分別為I、L、H,此代號是取訪談對象三人之姓氏羅馬拼音第一個英文字母而來。接受訪談調查的三人雖然都是嫁給日本男性的台灣女性,但又分為三種狀況,有目前正在婚姻狀態中以及已離婚兩種狀況,結婚後各自有不同的居住地、及生活方式可供對照,更可精確的探討出台日跨國婚姻的影響因素和影響因素對於台日跨國婚姻的影響。 而在三位訪談對象的訪談結果中筆者則發現,雖然現在因為科技的進步及交通變得發達,身處於地球村的人們對於接觸到其他國家的資訊變得容易,對於除了自己國家文化以外的文化也常常可以透過網際網路去得到資訊,在進行問卷調查時不少台灣女性自己表示了解日本文化會影響台日結婚的選擇,而在進行訪談調查時受訪者也都表示自己是在接觸了「日本」之後選擇台日跨國婚姻的,不管語言又或者是文化甚至是親自到日本生活,但終究對於台日跨國結婚的台灣女性而言,「日本」是另一個國家,在不同國家生活型態的不同、些微的文化差異在實際的台日跨國婚姻還是會造成一定程度的影響的。 研究調查過程中筆者也發現到日文的語文能力在選擇台日跨國婚方面,又或者在實際的台日跨國婚姻中佔有很重要的影響關係,不管是I表示的學習日文會使其較容易融入日本文化,又或者是L表示的能增加跟日本人交流的機會,再者H也表示在與日本男性的婚姻關係中日語能力對於她的婚姻生活影響很大,H甚至在受訪過程中多次表示常因溝通不良、詞不達意導致引起爭執。 然而在對於日本男性的印象或敘述上,受訪的三位都有提到日本男性較大男人主義的印象,而在選擇台日跨國結婚的對象上I跟L都選擇了較不大男人主義的對象,H則因為與其結婚的日本男性較大男人主義而對日本男性產生了比較負面的觀感。 在本次研究中對未與日本男性結婚之一般台灣女性所進行的問卷調查中發現,一般未與日本男性結婚的台灣女性確實會受到接觸日本文化經驗的影響,而使其較有意願選擇台日跨國婚姻。另外在實際接觸日本文化的層面,三位受訪者也都表示出接觸日本文化會影響到選擇台日跨國婚姻,同時也可經由訪談結果發現在日本文化的理解程度及也會影響台日跨國婚姻的維持。 在進行三位訪談研究對象的調查過程中,筆者也發現除了曾經接觸過日本文化,或是接觸日本人確實對於選擇台日跨國婚姻有一定程度的影響之外,筆者認為最大的影響因素可能是因為三人皆曾學習過日語與在日本生活過,身處在有日本人的環境自然接觸日本人的機會也就比一般人多,加上語言的輔助發展成為台日跨國婚姻的機率相對也就提高許多。 但是,筆者認為台日跨國婚姻還有一個最重要的因素是在於「人與人之間的接觸與溝通」,不願意與日本人接觸與溝通,不願意敞開心胸了解彼此就不容易發展出台日跨國婚姻,沒有情感上的交流再多的文化了解,再多的文化想像也不太容易直接影響台日跨國婚姻的產生。除此之外,筆者深刻體認到台日跨國婚姻領域相關研究明顯不足,這是在進行研究期間讓筆者感受最深刻的事情,當筆者在進行研究資料蒐集時曾到訪內政部戶政司網站期待可以蒐集、了解台日結婚的相關資訊,在此時卻發現幾乎沒有,連僅有的外籍與大陸配偶生活狀況調查資料也已經是距今13年前(2003年)的資訊了,筆者建議相關單位可以重新進行相關研究及資料的蒐集以補足台日跨國婚姻資料的不足,筆者希望能藉由釐清台日跨國婚姻形成原因減少台日跨國婚姻者婚姻生活適應不良的問題,並期盼透過了解台灣女性對於台日跨國婚姻的期待,對比實際台日跨國婚姻者婚姻生活實際狀況,藉此減少台日跨國婚姻者離婚機率較高的可能性。

關鍵字

異文化 台日通婚 跨國結婚

並列摘要


台湾の内政部(諸国の内務省に相当)による2015年の婚姻データによると、2015年に台湾人と結婚した外国人数は合計4,521人で、この十年間での最高記録を更新した。また、同データが示しているのは、台湾人女性が外国籍の男性を人生の伴侶とする傾向にあることである。内政部が公開した最新の婚姻状況資料によると、2014年の台湾における婚姻数は合計14万9,287組で、2013年に比べ、1,651組の増加、伸び幅は約1.1%に達している。こうしたデータから見れば、台湾における国際結婚者数は明らかに上昇しているといえる。  2015年の婚姻データでは、入籍した男女がともに台湾の国籍を持つ割合は86.8%を占めている。国際結婚は13.2%で、その中で半数以上を占めているのが、中国・香港・マカオの伴侶で、それから東南アジア出身者がこれに次ぎ、最後に他の国籍が16.5%となっている。そして、注目すべきは、国際結婚における男女差が縮んだところである。2014年入籍の外国籍男性配偶者数は4,521人で、これは2004年からの統計でもっとも多くなった。このほか、同2014年入籍の外国籍女性配偶者は1万5,180人で、これはもっとも少なかった。さらに台湾での非本国籍男性配偶者について分析すると、最大数を占めたのは、中国・香港・マカオ地域の合計1,178人で、次にアメリカ国籍610人、第三に日本国籍の599人でった。これ以外には、東南アジア地域の諸国が合計706人であった。中国・香港・マカオ地域の中で、中国は727人で、香港・マカオ地域は451人でった。内政部の統計によると、2014年入籍の外国籍女性配偶者の比率は77.05%で、外国籍男性配偶者の22.95%と比べても高かったが、両者の差は今後縮んでいくと見られている。  一方、2008年の台湾内政部の調査報告を見ると、台湾人の国際結婚における離婚比率がだんだん上昇していく傾向がある。2007年末までを見れば、離婚者数の約2割が国際結婚の夫婦であった。その中で、台湾人女性と外国籍男性の夫婦の離婚率が本国籍の離婚率の四倍にも至っており、中でも最も多かったのが台湾人女性と日本人男性の夫婦で、国際結婚における離婚者の約23%を占めていた。  台湾は1895年から1945年まで日本に統治され、現在でも日台間には、ほかの国よりも親密な関係を保っている。地理的にも位置が近く、盛んな貿易によって経済的な関係を強化されてきており、両国の文化的交流も他国よりも盛んで、互いに強く影響し続けている。  グローバル化がますます進む昨今、人々はさまざまな方法で手軽に遠くの場所にいる相手とめぐり会うことが出来、それを基にして、さらに国際結婚も多くなる。国際結婚においては、異文化の交わりや異国文化への適応などが結婚生活が始まるに連れて必要になるが、一方でさまざまな文化摩擦も起きてしまう。筆者はこれに関わる資料を探し始めたが、日台の国際結婚についてはあまりにも研究や参考になる資料が少ないことが分かった。しかし、日台国際結婚について研究することは、日台での国際結婚をしている方々の婚姻生活への適応に対してかなり重要な役割を果たすことになると筆者は考えている。多角的な検討や分析を通して、適切なアドバイスを提供することで、国際結婚での生活への不適応を改善する必要がある。台湾人女性が日台国際結婚への期待を理解し、そして、実際に日台国際結婚をしている方々の生活状況と比べ合わせ、この研究を通じで日台国際結婚の離婚率がより低くくなることが望ましい。  本論文は、六章に分けられる。第一章は序論である。本論文の研究動機と研究の目的を説明する。第二章は先行研究で、従来の日台国際結婚に関する研究文献について分析を行い、日台国際結婚に関する資料不足について述べる。第三章は研究方法である。本論文における研究方法やデータの収集法について述べる。第四章はアンケート調査の方法である。一般の日本人と結婚していない台湾人女性にアンケートを実施し、その結果によって、日台国際結婚の要因をここで分析する。第五章は、インタビュー調査の結果について述べる。日本人男性と結婚している台湾人女性にインタビューを行い、日台国際結婚について調査する。その結果により、日台国際結婚の状況について明らかにする。最後の六章では、第四章と第五章の研究結果を比較し、日台国際結婚の影響や要因を述べる。  本論文第二章のにおいては、さまざまな先行研究に対して多角的に検討し、早期の日台国際結婚と現代の資料によって日台国際結婚の脈絡を追究した。以前と現代の日台国際結婚に関する資料の比較によって、日台国際結婚の経緯を明確にさせた。それによって明らかになったのは、早期や現代にかかわらず、日台国際結婚はいつも注目されきたということである。生活への適応や文化的衝撃、言葉のコミュニケーション上の問題などは絶えず繰り返されてきた。本論文においては、日台国際結婚における実際の情況についてインタビューを行い、確実な記録を残すようにした。実際に日台国際結婚をしている女性の方々にインタビューをし、上記のような原因の日台国際結婚への影響力を明らかにし、また、その影響力が日台国際結婚に対してどこまで強く作用しているのかを明らかにした。  従来の日台国際結婚の分野に関する文献はかなり少ない。たとえ、日台国際結婚というテーマであったとしても、離婚に関わる話題が取りあげられているのはごく少数であり、さらに踏み込んだ内容のものはない。筆者は「離婚」というものも婚姻関係の一部であると考える。そのため、日台国際結婚の離婚経験者を探し、インタビューを行なった。これにより、より良い日台国際結婚の資料を得られ、また日台国際結婚における離婚者の個人的な境遇が日台国際結婚に影響した理由も明らかになる。そして何より、これまでの日台国際結婚の領域における「離婚」に関する研究文献の不足を補うことができる。  また、本論文の研究方法は、「混合研究法」を採用した。「混合研究法」とは、量的研究と質的研究をミックスした研究法である。採用の理由は、一方的に資料を収集するだけならば、得られた結果の精度が足りなくなるであろうと予想されるからである。本論文におけるの量的研究はアンケート調査であり、質的調査は先行研究の分析と、深度インタビューである。日台国際結婚している台湾人女性の生活への適応に対して、深く立ち入った分析と考察を行った。実例の分析と先行研究の分析によって日台異文化国際結婚について理解し、日台国際結婚における異文化への適応という問題において、日台国際結婚者をしている人々の力になると考えられる。  本論文におけるアンケート調査のテーマは三つの部分に分けられる。一つは年齢、職業、日本訪問の経験、日本文化や日本人との接触状況、日本語学習歴などの基本項目である。これは、台湾人女性の日本への理解の程度が日本人男性との国際結婚をする意向に影響を与えるかどうかを調べるものである。二つ目は日本文化のイメージについてである。食文化の違い、家庭教育、生活環境などの各項目についての調査により、それらが台湾人女性が日本人男性と国際結婚をする意向に影響しているかを分析する。三つ目は、選択形式の質問で、日本人男性と結婚していない一般の台湾人女性の日本人男性に対するイメージについて、数多く選ばれた項目を統計し、台湾人女性が日台国際結婚を選んだ要因を分析する。  本論文で行ったアンケート調査からは、日台国際結婚の願望があり、または日本人と結婚していない台湾人女性にとって、実際に日本文化や日本人と接触した場合、彼女たちの結婚願望に一定の影響を与えているという結果が得られた。日台国際結婚を選択する意向が高まるのである。例えば、職業別に見ると、学生より、すでに就職した人たちは日台国際結婚を選ぶ意向が弱いと見られた。今回のアンケート調査の結果は、当初予想したものとは完全には一致しなかった。そして、本論文の第五章では、日本人男性と国際結婚した台湾人女性にインタビューをし、なぜ日台国際結婚を選んだのかを調べ、それによって、日本人男性と結婚していない台湾人女性が日台国際結婚を選ぶ理由と統計の結果とを比較して、一致しているかどうかを見た。また、日本人男性と結婚していない台湾人女性における文化的なイメージが現実の日台国際結婚と同じなのかどうかを検証した。 インタビュー調査では、研究テーマ、インタビュー、記録、分析、検証、報告という七つのステップに基づき、日本人男性と結婚している台湾人女性たちへのインタビューを行なった。インタビューの対象者は三名である。それぞれをI、L、Hと、各自の名字に基づいたローマ字で表す。インタビューの対象者であるこの三名は全て日本人男性と国際結婚をした経験者であるが、一人は現在も婚姻関係にあり、他の二人はすでに離婚された方である。結婚後のそれぞれの住んでいる所やライフスタイルは異なっており、比較するには十分である。さらに明確に日台国際結婚の影響や要因を明らかにし、逆にこの影響や要因日台国際結婚へのさらなる影響について分析した。 そして、三名へのインタビューの結果、科学技術が進歩し、交通が非常に便利になってきた現在、地球村において生活する人々は、他の国の情報を手当たり次第に取ることができ、自分の国の文化だけでなく、他の国の文化もインターネットで調べられる。アンケート調査の際、多くの台湾人女性が日本文化への認識程度が日台国際結婚を選ぶ要素であると答えた。そして、インタビューの対象者たちは、自分が日本文化に接触してから、日台国際結婚を選択したと答えた。それは、言語、文化、日本での生活を別にして、日台国際結婚を経験した台湾女性にとって、「日本」は別の国で、生活モードが異なっており、ほんの少しの文化的な違いも日台国際結婚に大きな影響を与えていた。 調査の結果、日本語能力は日台国際結婚という選択だけにかかわらず、または実際の結婚生活にも重要な影響関係があることがわかった。Iさんは、日本語を学べば日本文化を身につけるのが簡単になると述べ、Lさんは日本人との交流の機会が増えるとし、Hさんも日本人男性との結婚生活では、日本語の能力が大きな影響を与えたという。またHさんはインタビューで、コミュニケーションでのすれ違いや、言いたいことがうまく伝えられないことでよく揉めているとした。 しかしながら、日本人男性へのイメージについては、三名の対象者には日本人男性に対する亭主関白のイメージが残っていた。そして、IさんとLさんは日台国際結婚の相手にはさほど亭主関白でない相手を選んだ。一方、Hさんの結婚相手は亭主関白で、そのため、日本人男性に対して亭主関白であるという悪い印象が残った。日本人男性と結婚していない台湾の一般女性に行ったアンケート調査の結果からは、日本人男性と結婚していない一般の台湾人女性は確かに日本文化に触れた経験から、日台国際結婚を選ぶということの影響があった。その他、実際に日本文化に接触したことがあるかについて、三名のインタビュー対象者は日本文化に触れた経験の有無が、日台国際結婚という選択にある程度の影響を与えたという意見を述べた。インタビューの結果から分析した日本文化への理解の程度も日台国際結婚の維持に強い影響に与えていた。 インタビュー対象者の三名は、いずれも日本文化に触れた経験がある。日本人と接触した経験などは、日台国際結婚という選択にある程度の影響力があった。そして、もっとも強い要因は、三人とも日本語を学び、日本で暮らしたことがあることであった。常に日本人がいる環境にいて、日本人と触れ合う機会がより多くになり、そして言葉の面での心配がなければ、日台国際結婚の確率がかなり高まると考えられる。 日台国際結婚という分野の研究は、量が不足している。日台国際結婚の資料収集において、内政部戸籍課のウェブサイトをチェックしたが、これに関する資料はほとんどなかった。唯一得られたのは、外国籍配偶者と中国籍配偶に対する生活状況の調査結果であったがこれは2003年のものであった。それゆえ、各関連機関に提案したいのは、すみやかに日台国際結婚に関する情報を収集し、多角的な研究を行い、日台国際結婚に関する資料不足を改善するべきだということである。それにより日台国際結婚の現状が理解でき、さらに日台国際結婚者たちの生活への適応の問題を減少させることができる。台湾人女性の日台国際結婚への期待と実際の日台国際結婚者の生活の現状を比較することで、比較的高い日台国際結婚の離婚率を低めることもできよう。

並列關鍵字

異文化 日台国際結婚 国際結婚

參考文獻


黃若筑(2011),「台日「難」婚—離異率最高的異國婚姻」,臺灣大學新聞研究所碩士論文。
鄭永常(2008),「鄭成功海洋性格研究」,『成大歷史學報第三十四號 2008 年 6 月』。
江俞佳(2012),「國際移民與政治認同-以日本之「台日婚姻」為例」,中正大學政治學系研
王美滿(2014),「日臺國際結婚的研究-以跨越兩個時代台灣南部的日本女性配偶為對象」,長榮大學應用日語學系碩士班碩士論文。
參考文獻

延伸閱讀