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労働観構築のPBL學習-協同技法「ワード=ウェッブ」を例に-

摘要


本実践では、間もなく新卒者となる大学四年次の学習者にとって身近な問題である「就職」における「長時間労働」と「正社員という働き方」を日本の新聞フォーラムから取り上げることで、日本人の生活スタイルの実態や学習者の関心事との考え方の交差を図り、日本語学習と生活とのつながりを明確に意識させることを企図した。学習者がPBLのステップに沿って社会背景や個々人の関心を含めて十分な内容を理解した上で、グループの話し合いによってまとめられた中心概念を協同技法「ワード=ウェッブ」を用いて構造化・可視化する。そして各グループが得た中心概念をプレゼンし、質疑応答を行うことによるコミュニケーション力の伸びをみることで、「ワード=ウェップ」の合理性なども検証できる。PBLの各ステップを目指す学習目的を事前に明確に提示することで、学習者の内省からは、各ステップの目的に沿った学習者自身による学習プロセスへの精査の過程が観察できた。こうして日本語の活用によって情報のキャッチ・論理的思考の訓練、さらに日本理解の深化など、「ニュースの日本語」という科目が掲げる教育目標が適切なコースデザインによって達成され、学習者の総合的な力を伸ばすのに極めて有効なことがわかった。

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