テキスト分析とAIのテキストマイニング技術との協働－村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を中心に－

文本分析與AI文本探勘技術間的協同合作─村上春樹《不帶色彩的多崎作與他的巡禮之年》為主─｜Collaborating with Text Analysis and AI Text Mining Techniques: Focusing on Haruki Murakami's Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage

曾秋桂(Tseng, Chiu-kuei)

《台灣日本語文學報》 49期 (2021/06) Pp. 47-68

https://doi.org/10.6205/jpllat.202106_(49).0003

摘要

2019年に爆発した新型コロナウイルスのパンデミックのため、オンライン形式による処置を強いられていることが多い。置かれた環境に適応し、両者で補い合うこと．協働は、新しい時代の価値転換に繋がるという発想を得た。この発想に基づき、従来文学研究でよく使われたテキスト分析の方法と、AIのテキストマイニング技術の応用方法との間を行き来する方法論的な補い合い．協働を目的に、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を取り上げて考察した。同時に、今まで積み重ねた原発文学とエコフェミニズム文学にAIのテキストマイニング技術を応用した研究成果をも検討してみた。結果として、AIのテキストマイニング技術による日本文学研究への支援は文学の読みをサポートし、読みの多様化にさせることが確認できた。また、現時点ではAIのテキストマイニング技術にはまだ限界があっても、試みる価値のある方法の一つである。そして、テキスト分析の方法とAIのテキストマイニング技術を合わせ鏡のように補い合い、協働すれば、今まで両者にない新しい文学的観点を生み出すことが出来る。

關鍵字

テキスト分析 ； AIのテキストマイニング ； 協働 ； 村上春樹 ； 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡札の年』

並列摘要

2019年爆發全世界大流行的新型冠狀肺炎，於是諸多工作都被迫採取線上方式進行。由此發想出並非非得擇一選擇面對面方式或是線上方式，而是順應所處的環境採取上述兩者方式的互補或協同合作，才能連結創造出新時代的新價值。來自此發想而嘗試著眼於一般常見於文學研究的文本分析方法或AI文本探勘技術應用方法之間的互補與協同合作，將村上春樹《不帶色彩的多崎作與他的巡禮之年》當作文本考察。同時從旁佐以目前累積的應用AI文本探勘技術解析原發文學以及生態女性主義文學的研究成果，一併綜合探討。探討結果顯示：AI文本探勘技術支援日本文學研究是可以輔助文學的閱讀，使文學閱讀呈現多樣化。又現今的AI文本探勘技術用之於文學文本雖然難免還有侷限，但仍不失為值得一試的好方法。且若文本分析與AI文本探勘技術能夠像用兩面鏡子對著照的方式來互補或協同合作的話，可以產出前所未有的新的文學觀點。於是在此強力推薦兩者間的互補或協同合作方式給在AI時代中從事文學．人文．社會研究者參考使用。｜Due to the explosion of the pandemic of the new coronavirus in 2019 , we are often forced to use online formats for communications. I have gotten the idea that adapting to the environment in which we are placed and complementing and collaborating with both sides will lead to a value shift in the new era. Based on this idea, I have taken up Haruki Murakami's Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage to examine the methodological collaboration between text analysis methods commonly used in literary studies and the application of AI text mining technology. At the same time, I also have examined the results of my research on the application of AI text mining technology to nuclear power literature and eco-feminist literature. As a result, it was confirmed that AI text mining technology can support and diversify the reading of Japanese literature. And even though AI text mining technology has its limitations at this point, it is one method worth trying. If the methods of text analysis and AI text mining techniques are complementary and work together like a mirror, they can create new literary perspectives that have never been seen before.

並列關鍵字

文本分析 ； AI文本探勘 ； 協同合作 ； 村上春樹 ； 《不帶色彩的多崎作與他的巡禮之年》｜text analysis ； AI text mining ； collaboration ； Haruki Murakami ； Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage

參考文獻

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速水健朗 ( 2013 ) 「 モヒート 」 と 「 レクサス 」 から 考える 高度資本主義社会 」 『 村上春樹 『 色彩 を 持た ない 多崎 つくる と 、 彼 の 巡礼 の 年 』 を どう 読む か 』 河出書房新社 p.185

加藤典洋 ( 2013 ) 「 一つ 新しい 徴候─ 村上春樹 『 村上春樹 『 色彩 を 持た ない 多崎 つくる と 、 彼 の 巡礼 の 年 』 について 』 『 村上春樹 『 色彩 を 持た ない 多崎 つくる と 、 彼 の 巡礼 の 年 』 を どう 読む か 』 河出書房新社 pp.21-24

平野芳信 ( 2014 ) 「 『 色彩 を 持た ない 多崎 つくる と 、 彼 の 巡礼 の 年 』 論─鏡 の 国 の たさき 創─ 」 『 山口国文 』 第 37 巻山口大学文理学部国語国文学会 p.3

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