グローカル化に向けての日本語教育実践－自他文化への気付きと理解を目的に－

羅曉勤(LO HSIAO CHIN)

《多元文化交流》 11期 (2019/06) Pp. 7-29

摘要

本稿では，台湾の大学の「日本語ガイド」という授業で学習者を主体にした授業の取り組みを展開させ，その授業を学習者自身がどのように捉えていたのかインタビュー調査を行い，学習者主体の授業の可能性を明らかにすることを目的とする。尚，本稿は5Csに基づいて明確に制定された学習目標と，それを達成するために授業に協働学習を取り入れたことにより，言語スキル以外に，自他文化に関する知識を身に付けるなど，学習者の変化や成長がうかがわれ，また、学習者が問題と向き合う中で考え，他者からの影響を受けつつ成長していることも見られた。

關鍵字

日本語教育 ； 文化．社会に関わる学習 ； ピア．ラーニング（協働学習） ； 実践研究

並列摘要

此論文以「台灣導覽日語」課程為教學實踐場域，透過學習者的意見來檢討以學習者為主體的教室活動的可行性。此課程基於為達到上述的教學理念，導入5Cs來設計學習目標；並以同儕學習的模式設計教學活動。透過學習者的回饋，可得知此教學實踐不僅能提升學習者的日語表現能力，還能增長自它文化之知識，還能培育學習者去發現問題並試著去解決問題的心態。由此可以得知，將學習者為主體的概念導入外語教學是具有一定的可能性。