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あなたがまだ知らない台湾―「日語文書処理」授業を通しての実践

摘要


大葉大学応用日本語学科は教育目標として、「産業界の日本語人材を育成すること」「応用、実務を目指して,企業ニーズに合わせること」を掲げている。そして、学習者の日本語応用力を育成することを目指し、「日語文書処理」「商用日語」「観光産業日語」などの授業を開講している。 ところが、現実的には、専門知識や实務的応用力を育成する以前に、基礎的で論理的に考える力を鍛えなければならないのではないかと感じさせられる。このような、学生が積極的に物事を考えようとしないという傾向は、語学能力の優劣とは関係がないのではないだろうか。受験戦争により、学生たちは機械的に勉強することに慣れてしまい、自ら表現したいことを考え、組み立てていく方法を習得しなかったためではないだろうか。 よって、教師にとって、いかに学生たちの自主性と創造性を引き出していけるのかは一大課題である。 「日語文書処理」という授業は、初級日本語を修了した学習者を対象としている。従来、授業では基礎的な日本語入力と各種の文書処理技能の練習を繰り返してきた。しかし、多くの学習者は長時間の作業で集中力が欠けてしまい、機械的な入力の練習によってさらに学習意欲を低下させている。まして、インターネットが盛んな現代の情報社会では、基礎的な日本語入力の能力を有する学習者は少なくない。つまり、シラバスには、もっと多元的、応用的な内容を取り入れるべきなのではないだろうか。 発表者は、98学年度の授業でPOWERPOINTなどを取り入れ、「あなたがまだ知らない台湾」という課題で学習者に期末発表させた。この課題では、既習日本語と文書処理スキルの総合力が求められる。さらに、課題を通して、台湾に対する認識を内省することで、学生は日本語で様々な視点から台湾の紹介ができるようになる力がつく。 本発表は、この「日語文書処理」という授業における試みを報告するものである。

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