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  • 期刊

〈サヴァイヴ系〉と〈空気系〉の狭間で-AKB48そして乃木坂46

〈競存體系〉和〈空氣體系〉的夾縫之間-AKB48,接著乃木坂46

摘要


〈サヴァイヴ系〉と〈空気系〉はともにゼロ年代に隆盛したサブカルチャーのジャンルである。〈サヴァイヴ系〉とは自己責任によって物事を決断し、他者と傷つけあってでも生き延びようとする主人公を描いた作品群のことであり、他方の〈空気系〉とは、物語ではなくキャラクター同士の何気ない会話や日常生活の雰囲気(=空気)を楽しむジャンルである。この二つのジャンルは一見対照的に映るが、そのどちらもが大きな物語が凋落し小さな物語が乱立するポストモダン社会におけるコミュニケーションの在り方を描いているという意味では、同様の背景を出自としており、相補的な関係にあると言ってよい。ともに秋元康のプロデュースによって生まれたAKB48と乃木坂46は、それぞれが〈サヴァイヴ系〉(=AKB48)と〈空気系〉(=乃木坂46)を意識したセルフイメージを積極的に取り入れ、相乗効果を起こすことで、日本のアイドルブームを牽引してきた。そのような理由から本論では、両グループがそれぞれどのように〈サヴァイヴ系〉/〈空気系〉の世界観を表現し、多くのファンを取り込んでいったのか、その内実を問うこととする。

並列摘要


〈競存體系〉和〈空氣體系〉均為2000年代所盛行的次文化領域。〈競存體系〉係指,描述主人翁自我負責全責決定事情,即使傷害他人也要生存下來的作品族群;〈空氣體系〉則非描述故事,而是著重於人物之間的日常對話與生活氛圍。雖然這兩個領域乍看之下互相牴觸,但兩者都是在描繪大故事衰退,小故事泛濫的後現代主義社會上溝通的方法,出自同樣的背景,可謂具有互補關係。皆由秋元康製作人創造的女子偶像團體AKB48和乃木坂46,積極採納〈競存體系〉(=AKB48)和〈空氣體系〉(=乃木坂46)作為自我形象,引起相乘效果,引領著日本的偶像風潮。本論文試圖解析兩偶像團體如何各自表現〈競存體系〉和〈空氣體系〉的世界觀以及如何拉攏眾多的粉絲,剖析其內部結構。

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