本研究主要是經由日本語教學立場,探討台灣的日語學習者在中日翻譯時所產生的相關問題,及尋求解決之道,並試著引導學生將翻譯時的誤差減至最低。發生誤譯的原因有很多,本文主要是針對關於(母語的干涉)和因中日兩國的(文化背景差異、生活習慣和想法等不同),所引起之不適當或錯誤的譯文。 關於母語的干涉所引發之誤譯實屬常見,例如將<今天風好大>誤譯成「今日は風が大きい」,通常在日本語上不會說成「風が大きい」,而是將之說成「風が強い」。 此外,在翻譯上也必需將中日兩國之民族性、生活習慣、社会背景……等因素考慮在內。例如將<今天公休>照原句直譯成「今日は定休日」,這句譯文在日語的用法裏並不是相當適切,較恰當的說法應該是「本日定休日につき休業させていただきます」。亦不能說成是「休業する」,因為「休業させていただく」的說法是「因為得到了顧客的諒解之後才停止營業」,而「休業する」並無此意,只是店家自行停止營業。諸如此類,如果在翻譯過程中只是單就所學語彙的字句或照文法上直接翻譯的話,較難以表達出通順的翻譯內容,也容易扭曲原意。 因此,在本研究中站在日本語教學觀點,將以母語的干渉和両国文化背景的差異……等因素,所衍生出不正確或不通暢之譯文為範例,依據問卷調查分析和翻譯技巧的導入,探討學習者發生誤譯的盲點和因素,並提出更有效率的學習方法與指導模式。
本論文は、日本語教育の立場から台湾の日本語学習者が日中両語間の翻訳を行う際に起こる諸問題について考察し、どのように解決・指導をしていけば、学習者の誤訳を少なくすることができるかを探求するものである。 誤訳の原因は様々であるが、本論文では、母語の干渉によって生じた誤訳と、台湾と日本の文化背景などの差異によって生じた誤訳についてとりあげる。 母語の干渉によって生じた誤訳として、例えば、<今天風好大>を「今日は風が大きい」と訳す例がある。日本語では「風が大きい」とは言わず、「風が強い」という。 また、民族性・生活習慣・社会背景を考慮することも翻訳には不可欠である。 例えば、<今天公休>を「今日は定休日」と訳したのでは日本の社会になじまない。日本では「本日定休日につき休業させていただきます」というように、「休業する」ではなく、通常は「休業させていただく」と、客の許しを請うような表現をする。このように、ただ単に単語の意味や文法に頼って訳していたのでは、自然な日本語の表現にはならない。 そこで本論文では、母語の干渉と、台湾と日本の文化背景などの差異によって生じた誤訳に焦点を絞り、アンケートによる調査と翻訳の技法を踏まえ、誤訳を分析する。そして、誤訳の原因をつきとめ、効率よく翻訳指導する方法を導き出す事に重点を置く。