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オリンピック選手の談話分析-国技に出場した豪州・中国・韓国・日本選手の比較をもとに

Interview Discourse Analysis of Olympic Athletes Competing in National Sports: A Comparative Study of Australia, China, Japan, and Korea

摘要


本稿は、北京オリンピックで国技(水泳、卓球、テコンドー、柔道)に出場したオーストラリア・中国・韓国・日本選手(コーチ・監督・強化委員長を含む)の談話を分析し、その類似点・相違点を明らかにすることで、談話に表出されるスポーツと国家意識・各国文化との関わりについて言及した。それらは以下の3点にまとめられる。1.国技に携わるということは、国民の期待を一身に背負い、敗北は許されないということで、どの国の選手も非常なプレッシャーのもとで競技を行っていることが窺える。2.オーストラリアの選手は、肯定的な意味を持つ語彙を多用し、中国の選手は否定的な意味を持つ語彙を多用している。韓国の選手は肯定的、否定的両方の語彙を使用している。3.日本の選手に見られる「一本」は、修練による美しさ、人格の高まりという意味合いを持ち、勝敗だけでなく、その「一本の美学」にこだわる特殊性が談話に表出している。

關鍵字

談話 オリンピック 国技 伝統 一本

參考文獻


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嘉納治五郎(1997)。嘉納治五郎 私の生涯と柔道。日本?書????。
田口貞善編(2007)。スポーツの百科事典。丸善。
塩川伸明(2008)。民族とネイション─ナショナリズムという難問。岩波書店。
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延伸閱讀