摘要
ヤンキー（不良少年少女）とオタク（サブカルチャーに没入する男女）。日本社会において、この二つのトライブはしばしば相反する特質を持つものとして見なされてきた。日本の女性アイドルグループAKB48が、瞬く間に「国民的アイドル」と呼ばれるまでに人気を獲得した背景には、同グループがそうした相反する層に対して同時に訴求する魅力を持ち合わせていたことが大きく関係しているように思われる。その意味で、AKB48が有する文化的な特質について検討することは、ヤンキー／オタクを巡る文化的位相の比較考察へとほぼ直接的に結びついていると言えよう。そのような理由から、本稿ではAKB48に内在するヤンキー性とオタク性を明らかにしつつ、相反するものとして見なされる両者の結節点を探っていくこととする。そのうえで本稿では、その考察結果を踏まえながら、ヤンキー／オタク文化の結節点を探ることが社会的な見地から観てどのような意義を持つのかについても論じていこうと考えている。
並列摘要
Yankee（不良少年少女）以及宅男宅女（投入於次文化的男女）這兩者，在日本社會，一直被視為擁有相反特質的族群。日本的少女偶像團體AKB48之所以能夠迅速地獲得人氣被稱為「國民偶像」，論者認為是因為和其具備同時向相反特質的族群訴求的魅力有很大的關係。即探討AKB48所持的文化特質，等同連結上不良少年少女和宅男宅女在文化地位上的比較與考察。因此，本論文在解析AKB48所內涵的不良少年少女和宅男宅女之特性的同時，探索被視為擁有相反特質的這兩族群之連接點，進而根據考察結果，論述尋求不良少年少女和宅男宅女文化之連接點在社會見解上所具有的意義。
延伸閱讀
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