異文化交流能力育成は多くの外国語教育機関の教育目標であるが、それには異文化理解能力が必要である。異文化理解能力育成には言語、文化が不可欠な指導項目である。普通、ある社会の言語を学び、その言語を用いてその社会の文化を理解するか、言語を学習する際、その言語形式だけではなく、その言語文化、そしてその言語が表す社会の文化を同時に理解する。言語を通して社会文化を理解するのは大事である。言語文化自体への理解、そして学習者の母文化の外国語表現力育成も大事である。本発表では外国語教育のイノベーションについて考えた後、日本語の言語文化について考察する。最後に日本語教育への提言をする。