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自己調整学習という概念を取り入れた日本語教育の試み

摘要


本稿では、台湾の大学3年生の日本語会話クラスで自己調整学習が活発になるための試みを行い、フィードバックシートとアンケート調査でそれらを検証した。日本語教育では、1990年代ごろからコミュニカティブ.アプローチがさかんになり、場面に合わせてコミュニケーションができることが目指され、現在に至る。しかし、現代社会は、学習者の多様化、情報伝達の加速化、個性の優先化などがますます重視されるようになり、日本語学習で、教師から学習者に与えられた日本語の言葉や表現をたくさん覚えて、日本に関するさまざまな知識を持つことを目指すだけでは十分ではないことは、社会生活を送っていれば実感できる。学習者自身が、自分が自分であることを模索し自覚して、それを伝えることができる能力を日本語習得のプロセスで養えるように、能動的に関与していくことが求められる。これが自己調整学習である。本研究では、授業に協働学習とフィードバックシートという2つの方法を取り入れ、自己調整学習を発達させ得るか調査検証した。調査の結果、学習者同士が日本語の誤りや言葉を確認し合うだけではなく、さまざまなテーマについて考えを述べ、意見を交換したり成長を自己確認したり機会になっていることが認められた。これは、前期の授業で口頭発表を取り上げたときには見られなかった学習者の変化であった。また、フィードバックシートにコメントを毎回記入することで、学習者が学習目標を明確にして、自分がその目標にどのぐらい到達できたのか、何をしたら到達が可能となるのかを考える機会になっていた。また、授業で感じた疑問点を書き出すことで、自分で解決させたいという思いが強くなり、行動に移していることもわかる。教師にとっても、学習者の疑問点を把握する機会となり、次の授業でクラスの共有話題として取り上げることができて、学習者にとってよりよい教室運営をすることが可能になることがわかった。

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