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村上春樹文学における地震-『神の子どもたちはみな踊る』から『騎士団長殺し』へ-

村上春樹文學中的地震-從《神的孩子都在跳舞》到《刺殺騎士團長》-|Earthquake in the Haruki Murakami literature: " After the Quake" to " Killing Commendatore"

摘要


1995年に起きた阪神淡路大震災は村上春樹の故郷である神戸に大きな被害を与えている。家族、故郷への思い出を含みながら、村上春樹はそれをモチーフにして2000年に『神の子どもたちはみな踊る』を上梓している。人間は如何にして地震がもたらす暴力に対処するかという問題が、『神の子どもたちはみな踊る』に隠れている。一方、2011年に東日本大震災が起きた後、村上春樹は原発について否定的にコメントし続けている。そして、東日本大震災はようやく2017年に出版された『騎士団長殺し』に取り入れられている。村上春樹は、日本に大きな震撼を与えた二つの地震を日本が洗練された国家となるための試練と見ている。しかし、日本という国家のシステムはまだ上手く対応しきれていないと村上春樹は考えている。こうして、地震の後、人間は自立するしかない。また、家族への責任を背負わなければならない。さらに、血縁を超えて次世代への責任を果たせる存在として成長する必要があると両作品に繰り返し語られている。

關鍵字

地震 暴力 原発 家族 次世代

並列摘要


1995年發生的阪神淡路大地震造成村上春樹故鄉-神戶嚴重的災情。帶著對家人、故鄉的思念,村上春樹以其為創作理念,在2000年完成了《神的孩子都在跳舞》。人們該如何面對帶有暴力性的地震,這個問題隱含在《神的孩子都在跳舞》中。而2011年發生東日本大地震(311大地震)後,村上春樹對核能發電所抱持著批判的態度。接著,2017年出版的《刺殺騎士團長》終於看到東日本大地震相關的情節。村上春樹把這兩個震撼日本的地震看做是日本成為洗鍊國家的試煉。但是他覺得日本國家的系統還無法對應自如。在兩篇作品中不斷提到人們在地震後只好自立自強,並且背負對家庭的責任。而且更應該要成長,超越血緣關係,對未來的世代盡責。|The 1995 Southern Hyogo Prefecture Earthquake caused big damage to the hometown of Haruki Murakami. Haruki Murakami wrote "After the Quake" in 2000 for a family, the hometown. As for one of the subjects, a human being is coping to an earthquake. On the other hand, after having got up by Aftermath of the 2011 Tōhoku earthquake and tsunami, Haruki Murakami criticized nuclear power generation and wrote "Killing Commendatore" in 2017. Haruki Murakami considers two earthquakes to be a trial of Japan. However, Japan cannot yet cope well. After an earthquake, the human being must become independent. You must assume the responsibility to a family. And can achieve responsibility to the next generation beyond a blood relative; must grow up. In both works, such a thing is talked about repeatedly.

參考文獻


村上春樹(2000)。神の子どもたちはみな踊る。新潮社。
村上春樹(2017)。騎士団長殺し。新潮社。
河合俊雄(2017)。『騎士団長殺し』における絵画の鎮魂とリアリティ。新潮。7月?
川上未映子訊く、村上春樹語る(2017)。みみずくは黄昏に飛びたつ。新潮社。
黒古一夫(2007)。村上春樹 「喪失」の物語から「転換」の物語へ。勉誠出版。

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